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北王スタッフが家を建てたので、いろいろ聞いてみました。 vol:3加賀家の場合(全3回最終回)

北王スタッフが家を建てたので、いろいろ聞いてみました。 vol:3加賀家の場合(全3回最終回)

スタッフの家づくりを紹介しているシリーズ記事、最終回は設計スタッフの加賀の自宅をご紹介します。前回ご紹介した藤原と同じく、昨年末に完成しました。設計士である加賀、もちろん自宅は自分で設計しました。どのような考えで設計したのでしょうか。勾配屋根が特徴的な2Fリビングのお宅にお邪魔して、お話を聞いてきました。


どんなことを考えて設計したんですか?


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加賀:どんな家族も暮らし方は変わっていくと思うから、その時に合わせて使い方を変えていけるような、そんな可変性のある家がいいかなと日ごろから思っていて。いろいろな生活の場面をイメージした設計ってことかな。自分たちの家もそういう考えが根っこにあったよ。

奥さん:たしかにね。たとえば娘が成長していくにつれて変わっていくところはあるだろうね。

加賀:具体的にいうと…。そうだなぁ、例えばこの収納もそのひとつかな。

DSC_0031_R<現在、キッチンに対して90度で置かれている造作収納>

加賀:まあ、なんてことない箱型の収納なんだけどね。これは割と簡単に動かせるようになっていて、暮らしに合わせて動かすことで、その役割を変えることができるようにしたんだよね。今の置き方だと、反対側は大半が娘のおもちゃ箱になってる(笑)

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奥さん:ここにおもちゃ箱があることで、キッチンの近くで遊んでくれることが多いから助かってるかな。あまりおもちゃをたくさん広げられるような場所でもないから、リビングが散らからなくてスッキリ保てるしね。

加賀:でも娘が成長するにつれて、きっとその役割はだんだんと要らなくなってくるよね。そうしたら90度回転させようと思ってるの。するとキッチンとダイニングを緩く隔てるような仕切りになるよね。今度はキッチンが少し隠れることでキッチンの落ち着きが増してくる。

奥さん:うんうん。育ち盛りになったら、もっとキッチンは雑然としてくるかもしれないしね。

加賀:そしてこの収納には常にレンジとか家電を置く想定だから、電気コードがゴチャゴチャしないように、床下に通した電気配線を使えるような仕掛けもしてあるよ

DSC_0029_R<収納の底板を一部はずすと、電源を取れるようにしてある>

加賀:自分たち家族が生活していく上で、これからどういう場面があるだろう?っていうのを考えて、それに対する答えを出すっていう感覚かなぁ。その答えを出すための引き出しがどれだけあるかっていうのは、住宅の設計士として大事なことだと思っているよ。

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奥さんのほうから何かリクエストはあったんですか?


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奥さん:基本的には全部おまかせしました。やっぱりプロだからね、素人が変に口出ししないほうが良い結果になるだろうなぁって。最初は『キッチンはリビングのほうを向いた対面型がいい』とか言ってたんだけどね、却下された(笑)

加賀:キッチンがそういう配置になると、だいぶ可変性が少なくなっちゃうから。この家には壁向きのキッチンが最適だと思う。でもパントリーはちゃんと組み込んだよ。

奥さん:けっこう物を貯蔵しておきたいタイプだから、大容量の収納は欲しかったの。隣の家に『お醤油かしていただけます?』とかいうタイプでもないし、二人とも(笑)

加賀:バルコニーも付けたいって要望があったかな。まあ、これは僕もつけたいって思ってた。2人ともマンション暮らしが長かったからかな。

奥さん:なんか外を感じる要素っていうのかなぁ、バルコニーがあるほうがシックリくるイメージがあって。あとは公園が近いから、そこで遊んでる子供に『ご飯だよ~、帰っておいで~』とかできるかなって思って。

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収納スペースが集中的に設置されてますよね、玄関まわりとか。


FH000019<大容量の玄関収納。棚の高さは細かく調整できるようになっている>

加賀:夫婦ともに靴が好きで、2人の娘が成長するとまた増えてくるだろうし。ビッチリ詰めて置くよりも少し余裕があるくらいのほうがキレイだからね。玄関は家の顔みたいな役割もあって、ちょっとした飾り気もほしいから、色々な役割をはたせるような可動棚がいいかなと思ったよ。

DSC_0063_R<玄関ではタワー・コレクションがお出迎え>

加賀:同じカテゴリのものは、同じところに収納されていたほうが理にかなっていると思っていて。ところどころに点在していることで生じるモノを探す時間とか、無駄な時間が増えるかなと思うんだよね。

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加賀:この壁面収納もだいぶ余裕があるようにつくったよ。娘が成長すると、きっと自分の部屋だけではモノが収まらない時期がくると思うから、その時はここも使っていいよって言おうと思っているよ。しつこいようだけど、その時の暮らしに合わせて家の使い方を変えていきたいと思っているからね。

奥さん:玄関のすぐそばに家族で使えるクローゼットがあるのは便利よね。外から帰ってきてすぐに着替えしたりできるし、2Fのリビングをスッキリ保ちやすいと思う。

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なんだか、落ち着きますね、この家。


加賀:なんだそれ(笑) でも一応、来客の場面はイメージして設計したよ。ウチは親戚づきあいが結構多くて、遊びに来る人が結構多いからね。来る人があんまり緊張しないで過ごせたらいいなって思って。

DSC_0061_R<玄関から階段までの廊下>

加賀:人の家にお邪魔するのって、どこかしら緊張すると思うんだけど、それを緩和させるのが玄関までのアプローチとか、メインフロアにたどり着くまでの過程だと思うんだよね。歩いてる最中に段々と家に馴染んでいくような感覚かな。でもウチは敷地もそんなに広くないから、玄関までのアプローチはそんなに長く取る余裕が無かった。だから家に入ってから2Fのリビングまでの廊下はある程度長く取って、そこに絵を置いて…みたいなことはイメージしてたよ。

奥さん:そう言われると、自分たちもそれでちょっと落ち着いているかなって思う。

 


蕎麦を打ってくれました


加賀:さてと、そろそろ蕎麦でも打つかい….

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加賀:はい、どうぞ。

(取材に行った五十嵐+前野、たくさん食べました。めちゃくちゃ美味しかったです)

 

奥さん:野菜切っておいたよ。

加賀:じゃあ、天ぷら揚げるか…。

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(カボチャのほか、エビ・ナス・舞茸・ピーマン・かき揚げまで。取材に行った五十嵐+前野 たくさん食べました+飲みました)


まとめ


今回の取材は平日の夕方に訪問して、蕎麦を打ってもらって、たくさん食べて帰るという流れで、延べ4時間くらい過ごしました。はじめてお邪魔したのですが、「最初からどこか落ち着けた」のがとても印象に残りました。これは、加賀が設計を担当した現在公開中のモデルハウス『光なごむ四季の家 -山の手モデルハウス-』でも感じることで、加賀の色が出ているなぁと改めて感じました。気になる方は見学しに来てください!

<協力:加賀家 取材:五十嵐・前野>

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