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北王の住宅にはたくさんのアフォーダンスが存在していると思います

北王の住宅にはたくさんのアフォーダンスが存在していると思います

こんにちは、五十嵐です。

「出かけたくなる形」っていうキャッチコピー、記憶にありますか?

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5~6年前のカローラ・フィールダーのCMで使われていたキャッチコピーで、CMには木村拓哉さんが出演してましたね。

このコピーの意味を分かりやすく言うと、「思わず出かけたくなるような形のクルマですよ」ってことだと思います。

主語を入れ替えると、「このクルマの形 は 思わず出かけたいって気持ち にさせますよ」ってことになります。

例えば私が、カローラ・フィールダーを見てどこかに出かけたい!って実際に思ったとします。そのとき「クルマの形」と「出かけたくなる気持ち」という2つの関係は「アフォーダンス」という概念で説明でき、「クルマの形 が 出かけたくなる気持ち を アフォードしている」と言えるらしいです。(本来は気持ちではなく、あくまで物理的な関係に対して言うようですが、よくわからないので思いつくまま進めます)

まあ、北王札幌支店の営業車であるフィールダーを見ると、「出かけたい」って思うよりも、「今日はガソリン入ってるかな?」って心配になったりするので、その場合「クルマの形 が ガソリン入ってるかな?っていう心配 を アフォードしている」ってことになります。 

・・・・・「心配になる形」っていうクルマのキャッチコピー、1周まわってアリかもしれませんね。

 

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それはさておき、アフォーダンスはわたしの日常の中にたくさん存在しています。

 

例えばちょっと斜めになった雪道を歩くとき。

「転ばないで歩ける!」って思うのか「これはヤバそう、転ぶわ」って思うのか、凍り具合の見え方で違います。わたしの中で、「雪道 と 歩ける」「雪道 と 転ぶ」の間にはそれぞれアフォーダンスが存在しているわけです。

 

例えば酒場のカウンター。

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「ビール飲みたい!」って思うか「スコッチあおりたい!」って思うのか、カウンターのたたずまいで違います。また、「マスターと話したい!」と思うか「ほかのお客さんと話したい!」って思うか、「誰とも話したくない!」って思うのか、これもカウンターの具合で違ったりあします。わたしの中で、カウンターとそれぞれの気持ちの間にはアフォーダンスが存在しているわけです。

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(酒エッセイで有名な山口瞳さんもそんなこと書いていたなぁ…)

 

例えば食器の深さ。

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「カレーに使えそう」って思うのか「スープに使えそう」って思うのか「汁っぽい要素があるものは無理」って思うのか。その食器の深さの感じによって違ってくるわけです。これもわたしの中で、食器とそれぞれの行為に間にはアフォーダンスが存在しているわけです。

 

プロダクトデザイナーの深澤直人さんは、

「登山の最中、ちょうど良い位置にある木の枝を掴んで手摺代わりにする行為」や、「玄関のタイル目地(タイルとタイルの間の溝)に傘の先端を置いてすべらないようにして、傘の取っ手を壁にもたれ掛けさせて傘を置く行為」には、それぞれアフォーダンスが存在していて、それはデザインを考える上で非常に重要な要素を表している、と著書で仰っていました(デザインの輪郭という本でたしか言っていた…)

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そういう視点で見たときに、私の中でも住居空間には多数のアフォーダンスが存在しています。

ダイニングチェアの背もたれにジャケットを掛けるという行為

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→背もたれを見て、そこにジャケットを掛ければ変なシワがつかなそう って思うから掛けるわけです。

 

ドア枠にハンガーで洗濯物を干す行為 → ドア枠のちょっとした出っ張りを見て、ハンガー掛けるのに向いてる って思うから使うわけです。

シンク近くの取手に手拭きタオルをかける → 取っ手の位置と形状が、ちょうど手を拭く機会が多い場所で、ちょうどタオルを広げてかけれる って思うから使うわけです。

広い土間を見て外遊びを想像 → 大きな土間ならアウトドア用具の手入れや保管がしやすい って思うから想像するわけです

 

何が言いたいかといいますと、私にとって 良い住居空間=多くのアフォーダンスが多く存在していて、何かしようって気持ちにさせる が成り立っているなぁと思うのです。「何かしよう」って気持ちに自然とさせる空間って、すごく価値があることなんじゃないかなと思うんです。

北王の住宅には、そういう仕掛けが大きなものから細かなものまでたくさんあるんですね。

それを紹介しているとだいぶ長くなりそうですので、またの機会に。(タイトルで紹介しそうなこと言っておいて紹介しないという詐欺)

それでは!