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「家と暮らし」無印良品を訪ねてきました。

「家と暮らし」無印良品を訪ねてきました。

こんにちは、前野です。

今回は、友人かつ元同僚である松田勲(まつだ  いさお)さんとの対談記事。
彼は現在、無印良品でインテリアアドバイザーとして働いています。
私も北王に入社する前までは、無印良品で二年半ほど一緒に働いていました。

「家を売る」ことと、「家具や雑貨を売る」こと。
共通点や考えさせられることが多くあったので、その一部をご紹介します。

※実際は仕事終わりにファミレスで対談して、後日改めて写真を撮らせていただきました。

 

 

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自分の中にひとつしかなかった価値観が増えることで、他のお客様への提案の幅も広がっていく。それが楽しいです。

 

 

前野:「どうですか?最近、仕事のほうは。」

松田:「楽しいよ。最近、IA(インテリアアドバイザー)の研修で東京に行っていたんだけど、知らないことを知っていくことがとにかく楽しい!この歳になって勉強が楽しいってはじめて思えました。」

前野:「目がキラキラしていますもんね。研修から戻ってきて、松田さん自身、仕事に対して何か思うこととかありますか?」

松田:「ざっくりした質問だね(笑) うーん… 店舗スタッフとして働いていて思うことは、ひとつひとつのお客様の言葉が入ってくるところが良いなあと最近よく思います。」

松田:「たとえば、あるお年を召した女性のお客様の言葉は今でも頭に残っています。そのお客様は天然素材の麻のカーテンを購入されました。彼女はその後お店にやってきて、こう言いました。『カーテンを変えて、朝の光が楽しめるようになった。毎朝起きるのが楽しみなの』と。」

松田:「僕はそれまで完全に遮光カーテン派だったんですが、その言葉を聞いてなんだか感動しちゃって。自分の家のカーテンも遮光カーテンから、光の透ける麻素材のものに変えちゃいました。これが気持ちいいんですよね~。そうやって、自分の中にひとつしかなかった価値観が増えることで、また他のお客様への提案の幅も広がっていく。それが楽しいです。

 

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前野:「『朝の光がたのしい』って、素敵な言葉ですね。そして影響を受けて、自分の家のカーテンまで変えちゃった松田さんも、素直というかなんというか…。」

前野:「でも、そうやってお客様目線で考えていくことの大切さは、住宅営業をしている自分も実感するところです。”営業”って聞くとなんだか押し売りをされそうなイメージがありますが、正直、お客様が建てたいところで建てればいいとわたしは思っています。ただ、少しでも北王の家づくりの考えやデザイン等に共感していただけるならば、その良さを最大限に伝えたいと思いますし、まだ北王を知らない人にも「あ、なんかいいな」と感じてもらいたい。

前野:「だから今は建築や不動産、金融のことだけではなく、WEBや広告方法等についても日々勉強しています。これだけ情報社会になっていても、住宅業界は”伝えること”について遅れているように感じます。…って、まだ入社二年目なので、偉そうなことは言えませんが。」

松田:「いやあ…なんか、楽しそうだね。一緒に働いていたときも感じていたけど、前野さんが今の仕事に対して誇りと責任を持っているのがひしひしと感じたよ。」

前野:「なんか照れますね。…ありがとうございます。」

 

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モノを購入するときは、引き算より足し算で考えていく。

 

前野:「北王で新築されたお客様でも、無印の収納や家具を愛用される方は多いです。家具を売る立場として、商品を選ぶポイントとかありますか?」

松田:「モノを購入するときは、引き算より足し算で考えていくことです。」

前野:「…というと?」

松田:「あれもこれも必要だからと、一気にまとめて商品を購入すると、だいたい失敗して後で後悔します。それこそ家を買うとなったら、家具や雑貨も一新して買い揃えようとする人も多いと思う。」

松田:「たとえば、棚板や扉を加えてカスタマイズできるユニットシェルフの購入を検討しているお客様が『もしかしたら今後使うかもしれない』と言って必要以上に棚板を増やす傾向があるんだ。でもそうすると、本来必要なかったものまで増えていく可能性がある。そうやって物が増えていくことで、結局収納の意味がなくなってしまう。何でも手に入ってしまう時代だけど、だからこそ本当に必要なときに必要な量だけ買えばいいんじゃないかなって思うよ。

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前野
:「なるほど。少し話の本質からずれるかもしれませんが、わたしもスーパーで食材を買うとき、今晩のメニューに必要ないものまで買ってしまうんです。明日食べたくなるかもしれないし、と思って。でも結局次の日には疲れて料理する気分ではなくなって、何日か経つうちに腐らせてしまったり。もったいないことした~と反省します。」

松田:「あるあるだね。でも、それと同じことだよ。もし新築で家を建てる人やこれから引っ越す人に向けて言うならば、あれもこれもいっぺんに揃えなくていいということ。何もない空間が多いほど、暮らしに彩りを足しやすい。少しずつ、自分の色を足していく方が、最終的な満足度は高いです。」

 

 

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この後も熱いトークは続き、気付いたら約3時間経っていました。
業種は違えど、共通点も多くあり、改めて「暮らし」について考えさせられました。
松田さん、貴重なお時間ありがとうございました。

 

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休憩が終わり店舗に戻っていく松田さん

 

 

 

<文章:前野 写真:前野>

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